『屋我地(ヤガジ)マース』って?
『屋我地マース』は入浜式製塩法で作られています。
1880年ごろ、那覇前島の士族「真喜志親上康嗣」が、
一族を引き連れて屋我地島の我部村前垣に塩田を拓き、塩焚きをしたのが始まりだとされています。
しかし、泡瀬で再製塩が行われるようになり、昔ながらの製塩を生業とする人は途絶え、
『屋我地マース』も伝説化しようとしていました。
そんな中、唯一「入浜式製塩法」を知る照屋秀利さん(8?歳)の指導を受け、
屋我地中学校25期生の上地功さん、金城薫さんら5人が立ち上がり、
約50年ぶりに「入浜式製塩法」による『屋我地マース』を復活させました。
『入浜式製塩法』とは?
潮の満ち引きの差を利用して海水を塩田に引き入れ、毛細管現象によって砂を湿らせた塩田を「入浜式塩田」といいます。
その為、塩田は満潮時の海面より低い所に塩田面があります。
浜溝に海水を導き、毛細管現象によって砂層上部に海水を供給し、太陽熱と風で水分を蒸発させ、砂に塩分を付着させます。
この砂をかき集め、ろ過装置にいれて、海水を流し込み、より濃い塩水(かん水)を採ります。
この方法は潮の干満差を利用した画期的な方法で、屋我地地区では明治15年から昭和35年ごろまで行われていました。

